023年10月から放送されていたTBS日曜劇場『下剋上球児』。
実はこのドラマには、モデルとなった高校が実在し、小説にもなっていたんです。
そこでこの記事では、『下剋上球児』のモデルとなった三重県立白山高校について、実際のエピソードをふまえてまとめていきます!
下剋上球児のモデルは三重県立白山高校野球部
ドラマ『下剋上球児』のモデルになったのは、弱小チームから奇跡の2008年の甲子園出場を果たした三重県立白山高等学校。
三重県立白山高等学校があるのは、三重県津市の山間にある白山町という人口約1万1000人の小さな町です。
2007年から10年連三重県大会初戦敗退という甲子園から程遠い弱小チームが、作中の南雲先生のモデルとなった東拓司監督が赴任したことをきっかけに、大きく動き出していきます。
白山高校野球部は東拓司監督が赴任した2013年当時は、部員5名でグラウンドにはスネくらいの高さの雑草が荒れ放題の状況。
地元ではあまり行きたがる生徒がいない荒れた高校でした。
まずは草刈から始め、東監督が自腹で野球フェンスやマイクロバスを調達、グラウンドは耕運機をかけて整備し直すところからのスタート。
周辺高校の野球部監督たちからは、部を立て直すことは「諦めろ」とも言われていました。
しかし、東拓司監督の熱い想いに周りの大人たちも徐々に力を貸してくれるようになり、野球ができる環境が整っていきます。
そして、動き出した白山高校野球部は山積みだった問題を一つ一つクリアしながら迎えた2017年の夏、奇跡を起こします。
10年連続で初戦敗退だった三重県大会を勝ち進み、3回戦では優勝候補だった菰野高校に競り勝つと、そのままの勢いで優勝。
夢の甲子園出場への切符を手にします。
甲子園では名門愛工大名電を相手に1回戦で敗退してしまいましたが、札付きの不良たちが熱血国語教師と共に甲子園を目指す「ルーキーズ」という野球漫画を重ね合わせ、「リアル・ルーキーズ」と言われ話題になりました。
越山高校エース役の中沢元紀さんについての記事はこちらです⬇︎
小説「下剋上球児」が元ネタのフィクション
この実在した青春ストーリーは、ノンフィクション『下剋上球児〜三重県立白山高校、甲子園までのミラクル〜菊池高弘著』として小説化されました。
今回のドラマ『下剋上球児』は、この小説化された『下剋上球児』にインスピレーションを受けて、架空の越山高校という弱小野球部を舞台にドラマ化された、フィクションの作品になります。
ドラマ『下剋上球児』は、『アンナチュラル』『最愛』『MIU404』といった人気作品を手掛けてきたスタッフが集結し制作している作品です。
学園青春ドラマの枠には収まらない、濃密なヒューマンドラマとして楽しめる作品になっていると高い評価を得たドラマ。
元ネタとなった小説『下剋上球児』もぜひチェックしてみてください!
下剋上球児に出演中の放送部宮沢役・伊達さゆりんについてはこちらの記事でまとめています⬇︎
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