2023年9月1日にユニクロの新社長への就任が発表された塚越大介さん。
44歳という若さで社長にまで上り詰めた背景には、驚きの学歴と、現場叩き上げの脅威の実績がありました。
そこでこの記事では、
- ユニクロの塚越大介社長ってどんな人?
- 塚越大介社長の学歴は?
- 塚越大介社長の経歴は?
- 塚越大介さんはなぜ新社長に抜擢されたの?
- ファーストリテーリング(ユニクロ親会社)は塚越大介社長が後継者になるの?
以上の内容でまとめていきます。
それでは本題に入りましょう!
【ユニクロ】塚越大介社長のwikiプロフィール
- 塚越大介(つかこし・だいすけ)
- 1979年11月11日生まれ
- 44歳
- 横浜市出身
- スイス公文学園高等部 1998年卒業
- 武蔵工業大学(現:東京都市大学)2002年卒業
- ファーストリテイリング(ユニクロ) 2002年入社
塚越大介社長の出身地、そして出身高校については公表された情報ではありませんが、塚越大介社長のFacebookと思われるアカウントに記載されていました。
スピード出世で大企業の社長に就任した方なので、ゴリゴリの敏腕ビジネスマンを想像しましたが、意外にもとても優しそうで穏やかな表情の方です。
どんな生い立ちがあるのかとても気になりますが、まだそのような情報は見つけられませんでした。
しかし、高校からスイスの公文学園に留学していることや、大卒から新卒でユニクロに入社し現場からの叩き上げで社長にまで上り詰めた経歴をみると、どんな人生を歩んで来たのか興味が湧いてきますね。
次からは塚越大介社長の学歴・経歴をそれぞれ詳しくみていきましょう!
塚越大介社長の学歴
- スイス公文学園高等部 1998年 卒業
- 武蔵工業大学(現:東京都市大学) 2002年 卒業
塚越大介社長の学歴について、公表されているのは武蔵工業大学卒業というものだけです。
スイス公文学園高等部卒業という情報は、⬇︎の塚越大介社長のものと思われるFacebookアカウントにありました。
中学生で高校からスイスへの留学を決意するって、相当な目的意識がないと実行できるものではないですよね?
ご両親がとても優秀な方で、幼少期から高度な教育を提供する方針だったのかもしれませんね。
スイス公文学園高等部という高校はどのような学校なのか見ていきましょう!
高校はスイス公文学園高等部へ留学
- 日本の公文(KUMON)学園が出資し設立した、スイスの現地法人が経営する高等学校。
- スイス南西部のレザンという田舎町にあり、文科省認定の全寮制高校。
- 「自ら学ぶ力」を育てる公文式学習を導入。
- 「スイスの3年間で世界へ羽ばたく人事へ!」をモットーに、バイリンガル教育、寮生生活を通じた自立と成長、豊かな国際感覚を身につけることを目的としたカリキュラム。
- 校内の公用語は英語。
スイス公文学園の偏差値については、合否に面接も考慮されるため偏差値を出すことはできないそうです。
しかし、全国平均レベルの中学校で真ん中くらいの成績があれば問題ない程度ということです。
入学時の学力よりも、面接での意欲や適正が評価されるようですね。
こう聞くと「うちの子も行けるかも?」と思われた方もいるかもしれませんが、1番の壁は学費かもしれません。
なんと年間の授業料は約650万円!※スイスフランで納入のため変動があります。
3年間で2000万円近くになりますね・・・。
スイス公文学園の授業風景や寮の様子はこちら⬇︎
塚越大介社長の家庭は相当な裕福な家庭だということが分かりましたが、子供の教育にここまで投資できるご両親は素晴らしいですね!
スイスでの3年間の留学生活が貴重な経験になり、後にユニクロでアメリカ事業の黒字化を成し遂げたバックボーンになっていったのかもしれませんね。
武蔵工業大学卒業
- 1929年創立
- 東京都世田谷区に本部を置く私立大学
- 2009年に東京都市大学へ改称
- 「公正・自由・自治」を建学ん精神に掲げる
1998年にスイス公文学園高等部を卒業した塚越大介社長は、日本へ帰国し武蔵工業大学(現:東京都市大学)へと進学します。
この大学は、偏差値は50前後と高くはないものの、優秀な人材を輩出することで有名で、企業からの評価がとても高いです。
東京四工大と言われ、工学院・芝浦工大、東京電機大と並ぶ工学部の伝統校。
今でこそ偏差値は平均的なレベルですが、当時は、明治大学や青山学院大学などの「MARCH」と同等かそれ以上の難関大学と言われていたようです。
塚越大介社長の学部等の情報はありませんが、当時の武蔵工業大学が文系の学部や女子短期大学と統合し東京都市大学になったのは2009年のため、理工系の学部に在籍していたと考えられます。
武蔵工業大学は経営者や起業家、著名人を多く輩出していることでも有名です。
- セコム株式会社社長 原口兼正
- 株式会社バンダイ社長 上野和典
- 建築家 石上純也
- 元国交省大臣 大畠章宏
- 俳優 井川遥
- セブンネットショッピング社長 鈴木康弘
- 本田技研工業株式会社社長 八郷隆弘
他にも、名だたる有名企業の社長や建築家などが名を連ねています。
特に大学が統合する前の武蔵工業大学時代は、専門性の高い高度な教育がされていてかなり厳しい大学だったようです。
こういった背景から、優秀な人材が多く輩出されていったと言われています。
塚越大介社長の経歴
武蔵工業大学を2002年に卒業後、ユニクロの親会社であるファーストリテーリングに入社。
入社後は熊本県の店舗へ配属されユニクロ社員としてのキャリアをスタートさせています。
その後の経歴詳細をまとめました⬇︎
- 2002年3月 ファーストリテイリング入社
- 2013年3月 ユニクロ米国営業部長
- 2015年1月 ユニクロ営業本部長・ユニクロ大学部長
- 2015年6月 ファーストリテイリングFR-MIC・グローバルユニクロ大学部長
- 2015年7月 ファーストリテイリング執行役員・ユニクロ米国Co-COO
- 2015年10月 ユニクロ米国COO
- 2016年3月 ファーストリテイリングFR-MIC担当
- 2017年9月 FASTRETAILING(CHINA)COO
- 2019年11月 生産改革担当
- 2019年12月 ファーストリテイリング上席執行役員
- 2020年8月 ユニクロ米国CEO
- 2020年9月 有明プロジェクト統括
- 2022年7月 ユニクロノースアメリカCEO、ユニクロカナダCEO
- 2022年9月 ユニクログローバルCEO
- 2023年9月 ユニクロ代表取締役社長兼COO
2013年頃にはアメリカ・サンフランシスコでの店舗立ち上げに「ユニクロ西海岸ジェネラルマネージャー&開発責任者」として携わっています。
その頃、サンフランシスコ州立大学にて、塚越大介社長の講演会が行われていました。
講演会に参加した日本の留学生がツイートしています⬇︎
当時塚越大介社長は33歳頃ですが、この年齢でグローバルに活躍する優秀なビジネスマンを目の当たりにして「僕もあんなギラギラした目の大人になりたい」と尊敬の目でみられていたようですね。
その後も社内の教育を担う『ユニクロ大学』の部長を務めて、教育部門でも活躍していきます。
こういった現場経験を経て2015年、入社13年目にはファーストリテーリング執行役員・ユニクロ米国Co-COOに就任。
高校からスイスへ留学していた経験があるだけに、ユニクロのグローバル化を進める役割にウェイトが置かれていきます。
2020年にはユニクロ米国CEOに就任し、ユニクロが苦戦していたアメリカでの黒字化に成功。
その後、2022年にはグローバルCEOに就任し海外でのユニクロの躍進に貢献。
そして今回、2023年9月1日付でユニクロの新社長に就任となりました。
新社長に抜擢の理由
塚越大介社長の就任にあたり、ファーストリテーリングからは次のコメントが掲載されています。
当社は、世界中でお客様に最も愛されるブランドになるため、高い目標を掲げ、グローバルに事業拡大を加速しています。
FAST RETAILING ー IRニュース
今般、次世代のチーム経営体制強化の一環として、現在ユニクロ事業のグローバルCEOを務める塚越大介が、グローバルヘッドクオーター機能を担う株式会社ユニクロの代表取締役社長兼COOに就任することとなりました。
これまで以上に、各国・各地域の経営者と共に築く次世代経営チームおよび各部門が連携し合うグループ一体の全員経営体制作りを加速し、経営の質を向上させていきます。
なお、株式会社ユニクロの現代表取締役会長兼社長の柳井正は、今後も代表取締役会長兼CEOとして、経営の意思決定および事業拡大をリードしていきます。また、柳井は、株式会社ファーストリテイリングの代表取締役会長兼社長としても、これまでと同様にグループ全体の経営の意思決定ならびに経営執行を担っていきます。
このコメントを見ても、今後更なるグローバル化を推し進めることで収益を向上させていきたいファーストリテーリングの思惑が伺えます。
これまで中国やアメリカで実績を積んで来た塚越大介さんが社長に就任したのも、そういった組織づくりや世代交代への期待の表れのようです。
塚越大介社長はファーストリテイリングの正式な後継者になる?
ファーストリテーリング創業者の柳井氏は、2002年に現ロッテホールディング社長の玉塚元一氏を社長に向かい入れましたが、2005年には更迭し社長に復帰しているという経緯があります。
そして現在、柳井氏の息子である一海氏と康治氏がファーストリテーリングの取締役に就任していますが、この2人について「業務執行の責任を負う社長にはしない方針」を示しています。
そのため、塚越大介社長がユニクロの親会社であるファーストリテーリングの後継者として有力だと言われています。
塚越大介社長の今後の活躍に注目ですね!
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